長谷川先生が来館

 哺乳類をはじめ化石研究で有名な群馬県立自然史博物館長の長谷川善和先生が、見学にこられました。第5次発掘のとき「月と星」を掘り出した時のお話を、懐かしくされていました。ヘラジカの化石のことは、まだよくわかっていないので、現生のヘラジカの骨格を調べることは、たいへん重要ですと仰っていました。

 長谷川先生からは、貴重な現生ヘラジカの標本をお借りし、展示させていただいています。これは、日本ではじめてヘラジカ化石を同定した、世界的なシカ化石の研究者、カールケ先生(当時ワイマール第四紀古生物研究所)よりいただいたものだそうです。岐阜県熊石洞からみつかっている化石の中にヘラジカがあることを、カールケ先生がはじめて指摘され、日本列島にもヘラジ力がいたことがわかりました。その時の比較標本とのことです。

広告

入館者150万人達成ありがとうございました!

入館者150万人達成ありがとうございました!

2009年7月26日、博物館の開館以来の入館者が150万人を達成しました。坂城町から家族で来ていた南条小一年の真島純一君で、博物館からは認定証と記念品「鉄のゾウ」を差し上げました。博物館は、野尻湖発掘の全出土品を現地に保管して、全国の人たちに公開することを目的として、昭和59年(1984年) に開館しました。

開館25年を経ましたが、新しい化石や遺物を付け加えながら、「氷河時代の自然と旧石器時代の人類」に関する専門博物館として、これからも新しい情報を発信し、多くの皆様に親しまれるよう、努力していく所存です。

150man

野尻湖の発掘の時の航空写真のネガを寄贈していただきました。

野尻湖の発掘の時の航空写真のネガを寄贈していただきました。

昭和56年の第8次発掘の時、空から野尻湖発掘の様子を撮影されました。撮影は3月28日でした。このほど、撮影をされた㈱中部カラーの元会長、関原具視様より、そのときの大判ネガとプリントのすべて(アルバム1冊)を、野尻湖ナウマンゾウ博物館にご寄贈いただきました。松本市にあった会社はすでに解散されています。

第8次発掘は、博物館がオープンする3年前で、2897人が参加して、8483点の化石や遺物が発掘されました。日本最古の骨器や2.4mのナウマンゾウの牙など、重要な発見が相次いだ発掘でした。

今回のこ寄贈は、長年、野尻湖発掘で写真班をお勤め下さった元信州大学技官の藤田敬様のご仲介によるものです。関原様と藤田様、大変貴重な資料をどうもありがとうございました。

日本第四紀学会より表彰されました。

人類が誕生してからの時代・第四紀を研究している学会「日本第四紀学会」より、野尻湖ナウマンゾウ博物館に対して、「日本第四紀学会功労賞」を授与されました。「長年にわたり、展示や観察会などのイベントを通し、第四紀学をはじめとする自然史学の魅力と重要性を広く一般市民に普及し続けてきた。」ということが受賞理由です。本年8月の総会の折に決定・授与され、表彰状をご送付いただきました。

受賞日:2008年8月23日